鳥取・因州和紙の里から伝統とこだわりを
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昔から「紙は寒漉き」が良いと言われています。
1月から2月末頃の、暦で言うところの【寒】に漉かれる紙です。寒い時期に漉くと、光沢が良く、繊維がしまっていい紙になるとか、きめ細かい紙ができるとされています。なぜ『寒漉き』にこだわるのか??その一番の理由は気温の違いだそうです。
気温が低いために、紙漉きに欠かせない「ねり」の粘性が長持ちするのです。
これが夏だと、肝心の粘性が効きにくくなってしまい、その都度「ねり」を作るといった手間がかかります。冬場はこの様な手間が少ないために紙漉に専念でき安定して作業ができ紙質が一定すると言うのが、本当のトコロらしいです。
紙漉きを冬に行うのは 他にも理由があるのかもしれません。
農閑期となる冬の収入源。
寒い冬は水が綺麗とか・・・
今年の寒漉きシーズンももうすぐ終わります。