鳥取・因州和紙の里から伝統とこだわりを
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NHKhi『こんなステキなにっぽんが』・『ふるさと発スペシャル』の2番組で取り上げられた、岡山県の三椏紙を見てきました。
岡山県北部の津山市上横野地区では、『横野和紙』『津山箔合紙』と呼ばれる、江戸時代から金箔(ぱく)の保存に用いられる薄紙を作り続けています。
地元でとれる良質なミツマタと横野川の清らかな水、そして江戸時代から脈々と受け継がれてきた紙すきの技術によるものです。
薄さ0.04ミリの紙を、均一に仕上げるのは至難の技で、金箔合紙が作られているのは日本でここだけ。
テ レビの画面に映し出された三椏紙の表情を見て是非とも直接この目で実物を見たいと感じました。即、製紙工場にお伺いし、お話をうかがい、和紙を目の当たり にし、派手さのある和紙ではありませんが、清楚な中にもその艶・手触り、自分の稟とした姿を主張しているすばらしい手漉き和紙でした。そして何より、この 伝統産業・伝統技術を守り伝えなければというご家族皆さんの心意気に感動しました。